京都鴨川上流
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=== 外来魚バスターズ 定例駆除活動報告 2004年 2月号 ===


2004年 第3回定例駆除 2月8日 志賀方面 報告担当:だいけん

 
今月も寒い日が続きます。この季節は寒さに強いブラックバスが駆除の中心となります。今回もブラックバスが集まるポイントで重点的な駆除を行いました。

 今日も早朝大変冷え込み、気温はマイナス1℃を指していました。前回と同じポイントで竿を出しますが、アタリがありません。気温が高くなるまでしばらく様子を見ます。


 十時を過ぎ、気温が上がりはじめると外来魚も活発に動きはじめました。15センチから20センチ代の小型のバスが前回同様釣れ始めます。食いが非常によいので、二本針釣法で狙ってみますと、ダブルヒットで釣り上がってきます。まるでこの辺り一帯のバスがこのせまいポイントに集まってきているかのようです。釣れ始めてからバッカンがいっぱいになっていく様子を時間ごとに並べてみました。真中と右の写真は、それぞれ2時間後、7時間後の様子です。いかにたくさんのバスがいるかがわかると思います。


 冬場は外来魚の動きが不規則であり、また一箇所に集まる傾向があるので、そのポイントを見つけるためにはかなりの労力と経験を要します。これは一般の釣りと同じです。逆にいえば、ポイントさえ見つけられれば集中的に駆除を行うことができます。バスターズでは、効率のよい駆除のために普段からメンバーが交代で現地を偵察しています。いかに琵琶湖にたくさんの外来魚がいるとはいっても、年間でトン単位の駆除を行うためには緻密な情報収集が不可欠です。

 今日も地元の中学生がきていました。元気に挨拶をしてくれます。前回同様、外来魚駆除
をレクチャーしますと、少しずつですが確実に上達しています。また今回初参加の高校生のメンバーが、たくさんのバスを駆除していました。物覚えのよい十代の頃から駆除を覚えれば、とても上達するはずです。また、この外来魚だらけ琵琶湖の現状を外からの情報ではなく、自らの目と肌で知ることができるでしょう。この調子で地元の自然を守っていって欲しいと思います。


 午後からは風が強くなり、再び寒さもましてきました。それでも動物達は元気なようです。カワウがポイント近くにやってきました。水に潜ったかと思うと、猛然と水中を泳いでいきます。そして再び水面に上がってきた時には、どこに隠れていたのか、35センチほどはあると思われる大きなバスを咥えていました。それを丸呑みすると、満足げにどこかへと飛び去っていきました。カワウは糞害などで問題になっていますが、魚を取るのがうまく、外来魚の駆除には相当貢献していると思います。見ていますと、ほとんどかならずバスを食べています。そもそもカワウの大増殖の原因には餌となる魚の増加、すなわち外来魚の増加が深く関わっているように思います。バス・ギルの数が減れば、カワウの個体数も自然と落ち着くのではないでしょうか。このようにカワウは駆除仲間ともいえるのですが、魚を集めた場所を泳ぎ回り、ポイントをつぶしてしまうので、駆除中はちょっと困ったやつでもあります。


 トビが、空から水面を狙って飛んでいました。浮いているバスを取ろうとしているようです。あまり成功率はよくないようですが、時折鉤爪で小型のバスを捕まえていくのが見えました。先月号でトビがバッカンのバスを狙っていたことを取り上げましたが、ちゃんと自力でも魚を取っているようです。

 今回もいくつかの現場をメンバーで手分けして駆除を行いましたが、南湖をはじめ全体的にアタリがなく厳しい一日でした。一方で、今津の現場では数時間で10キロの成果をあげることができました。


 今回も冷え込みの影響で大変厳しい一日でしたが、今津のメンバーの午後からの活躍でバスを中心に18キロ、500尾以上の成果をあげることができました。終日奮闘いただきました12名の皆さんお疲れ様でした。

■ 駆除成果
参加人数 12名
ブラックバス 504尾 18.7kg
ブルーギル       5尾    0.2kg

合計 509尾 18.9kg

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2004年 第4回定例駆除 - 2月22日 志賀・今津・湖東・南湖方面 報告担当:だいけん
 
 ここしばらく定例駆除の日は寒さ続きでしたが、今日は早朝の気温が9℃とうって変わって暖かい日です。今回は越冬バスを殲滅すべく、バスターズ初の四部隊編成で駆除を行いました。

 私は前回同様、志賀方面へと向かいます。早朝から暖かく、初春のようです。今日はたくさん釣れそうな予感です。すっかりなじみになったいつものポイントに陣取ると、停泊している船の下には、早くも小バスが浮き上がっているのが見えます。仕掛けを投入すると、すぐにウキにアタリが出ます。さっそく二本針釣法に切り替えると、次から次へと20センチ前後の小型バスが釣り上がってきます。手を休める間もないぐらいに入れ食いです。


 食いがあまりによいので、少し遊び心を出して、二本針を三本針にしてみました。すると、今度はトリプルヒットとなりました。いつもながらこの個体数の多さと貪欲さには閉口します。トビとカワウも盛んにバスを追っており、彼らも食事に忙しそうです。


 この現場では、一昨年度までは、この寒い季節も実にたくさんのバサーが来ていましたが、今年は本当に少なくなっています。昨年の4月からリリース禁止条例が施行されたことと、昨年からの大量駆除によりバスの数が減っている結果だといえます。それでもまだまだたくさんのバスがいます。これからも継続的な駆除が必要です。

 前回大戦果をあげた今津の現場では、今回も同様に多数のバスが見られました。ここでもサイズは前回に比べると小型のものでしたが、二本針釣法により多くのバスが駆除されました。


 湖東では、冬場同じく外来魚の越冬場所となっている現場で駆除を行いました。毎回、ものすごい数のバサーが集う場所だけあって、バスがかなりスレています。ここではポイントが足元に近いことを考え、海釣りで使う筏竿による駆除を行いました。この新兵器の活躍により20キロ近い駆除量をあげました。また釣れたバスの型も小型の多いこの季節では大きいものでした。


 湖東の別の現場では、大量のブルーギルが見られました。ブルーギルもまた冬場は条件のよい場所に集まって越冬しています。ここではかなり大型のものも見られ、16キロあまりの駆除量となりました。ここは水温が高いので、ブルーギルの生息には適しているようです。

 冬場は外来魚が一箇所に集まるため、それを狙うバサー達も一箇所に集います。多くのバサーでにぎわう湖東のとある有名なバススポットでは、リリ禁施行後も9割の者がリリースをしているとのレポートを見かけますが、近くに設置されている駆除ボックスには、ギルが中心ですが、結構な量の外来魚が入っています。湖岸では駆除活動を行っている中で、駆除に賛同してくれる人たちも多く、リリース禁止条例は、良識ある市民によってよく理解されていると思います。一方で、バサーの中にはリリース禁止を無視しているものが多く見られます。釣りあげたすぐ後に、まるでゴミでも捨てるかのように湖へと放り投げ入れている光景をよく目にします。これを見ていると、対象の魚を大切に考えている様子もなく、いったい彼らは何をしにきているのだろうと、いつも不思議に思います。琵琶湖でのバス・ギルのリリースは違法行為です。今もリリースをしている人は、なぜバス・ギルのリリースが禁止され、なぜ「害魚」とまでいわれているのかをもう一度よく考えてください。


 今回は天候にも恵まれ、またメンバーの奮闘もあって、定例駆除で久しぶりに1300尾以上、60キロを越える戦果となりました。冬場としてはブルーギルの数が多かったこともあげられます。冬はまだ続きますが、寒さに負けることなく駆除を行っていきます。終日奮闘いただきました9名の皆さんお疲れ様でした。

■ 駆除成果
参加人数
ブラックバス 1140  51.3 kg
ブルーギル    182 11.3 kg

合計 1322 62.8 kg
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