4月10日バスターズのメンバー4名は南湖方面で駆除を行いました。数日前に58cmを駆除していることから、産卵前の大型バスに狙いを絞り、あわよくば、60cmオーバーもというわけです。 私はバスターズの大物班長亮さんと一緒に、先日58cmが出たポイントに入りました。2時間経ちましたが30cmにも満たない小バスが2匹のみでした。、そこで、別の場所で駆除活動を行っている、バスターズ代表の魚成さんと、遠く岐阜県からボランティアに参加されているみやけさんの組に電話をしてみたところ、48cmが出たということなので、そちらに合流することにしました。
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到着してみると、移動の間に魚成さんが60cmオーバー、みやけさんが50cmオーバーを上げています。私たちも大急ぎで仕掛けをセットして駆除開始です。私を除く皆の竿が大きくしなり、次々と50cmオーバーがあがりますが、私には全く釣れません。
バスターズきっての大物釣師の亮さんは、50cmオーバーを余裕であしらっていましたが、仕事があるということで午前11時には未練を残しながら帰っていきました。この時点で50cmオーバーが6匹(内60cmオーバーが1匹)釣れていました。昼食前後にはアタリが止まりましたが、魚成さんは若狭湾のスズキ釣りで鍛えた誘いのテクニックでコンスタントにバスを引きずり出してゆきます。
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昼食後駆除再開です。午前中は調子の出なかった私も、魚成さんが開発した琵琶湖ウキに交換してからは、アタリがはっきり出るようになり調子が出てきました。魚成さんは相変わらずハイペースで釣り続け、最終的には4尾の60cmオーバーを含む11匹の50cmオーバーを釣り上げてしまいました。昨年から駆除を始めたみやけさんは、最初こそ大型のバラシがありましたが、竿でためて浮かせるテクニックを会得し、午後には58cmのブラックバスを余裕のやりとりでキャッチしました。
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仕事を終えた亮さんが戻ってきた6時頃、私にきたバスは68.4cm、4.8kgの大物でした。最終的には、バス46尾 94.3kg。ギル16尾 2.1kg。合計96.4kgという駆除成果になりました。バスは25尾が50cmオーバー(内5尾は60cmオーバー)でした。よく肥えた産卵前の雌と思われる個体がほとんどでした。他にも、釣り針を引きのばして逃げたものや、急な突っ込みでハリスを切ったもの、ヤスリのような歯でハリス(2号のフロロカーボン)を切ったものなど、まだまだ大物が潜んでいるようです。
これが、バスが減ったとか、釣れないとか言われる琵琶湖の現状です。バスはあきれるほどいるのです。そして、これだけの巨体を作るためには大量の在来魚や水生昆虫を食べてきたことでしょう。さらに、この巨体を維持する為には、大量の在来種が犠牲になり続けることを忘れてはなりません。駆除は必然なのです。今回の駆除は予想を超えたものでしたが、年間を通じて駆除活動を続けているバスターズならではの成果ともいえます。私たちは今後も駆除を継続していきます。
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■ 駆除成果 |
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ブラックバス |
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46尾 |
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94.3kg |
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バス最長寸 68.4cm |
ブルーギル |
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16尾 |
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2.1kg |
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合計 |
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62尾 |
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96.4kg |
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